試験が必要な認証
プロセス

このプロセスは、新しくBluetoothの設計開発を行うメンバーや、認証済みのBluetooth設計の変更を行うメンバーを対象としています。

本認証プロセスを用いる場面

本プロセスは以下の場合に適用可能です。

  • 新設計の開発、または認証済みのBluetooth最終製品やサブシステム以外が関係する場合。
  • 認証済みのBluetooth設計で、中核となる構成や機能を変更する場合。
  • 認証済みの製品タイプが Bluetooth コンポーネントに分類される製品を用いた設計を認証する場合。

注意:以前認証された製品タイプがコンポーネントの製品認証では、プロジェクトの掲載日から 3 年以内にテストされたものであれば、適合試験のエビデンスを引き継ぐことが可能です。

認証を取得するには

Bluetooth 認証ツールの Launch Studio を使用して設計情報の記載、試験計画の作成、試験エビデンスのアップロード、関連製品の追加を行います。以下に、試験が必要な認証プロセスに関する手順の一覧と、各ページで必要な情報を示します。

1.Project Basics(プロジェクトの基本情報)

  • Project Name(プロジェクト名)にプロジェクトの名称を入力します。
  • Previously Qualified Design Used in this Qualification(今回の認証で使われた認証済みの設計)では、製品タイプがコンポーネントに分類される全製品の QDID(Qualified Design ID)と、変更してプロジェクトに利用する全 QDIDを入力します。QDID は、以前に認証プロセスを完了して承認された設計の製品を特定するため、Bluetooth SIG が発行する番号です。
  • TCRL Version(TCRL バージョン)ではデフォルトが選択されています。
  • 商品の種類については、資格取得のためにBluetooth 商品の種類を選択してください。
  • Controller Core Configuration(コントローラーのコア構成: ある場合のみ)
  • Host Core Configuration(ホストのコア構成: ある場合のみ)
  • Layer Selection(レイヤーの選択)では、設計に含まれるレイヤーを選択 します。
  • ICS Selection(ICS の選択)では、設計に関する ICS(実装適合性宣言) を選択します。Launch Studio の Consistency Check(一貫性の確認)ツー ルは、ICS の無効な組み合わせがある場合に解消の支援を行います。
  • この一貫性の確認でプロジェクト内の無効な組み合わせの問題を解決できず、Launch Studio でエラーが発生していると思われる場合は、TSE(Test Specification Erratum: テスト仕様の不具合) を提出できます。この TSEが承認されれば、一貫性の確認において無効が含まれたままのプロジェクトを提出し、手動で承認を受けることが可能となります。
  • Download Test Plan(試験計画のダウンロード)から、設計に関して必要 な試験の一覧をダウンロードします。
  • Export ICS(ICS のエクスポート) から、認証試験を実施するため PTS(プロファイルのチューニングスイート)にインポートする .pts ファイルをダウンロードします。
  • Add Test Evidence(試験エビデンスの追加)では、完成した試験計画や、認証プログラム参照ドキュメント(PRD)の規定に従った試験のエビデンスやレポートのアップロードを行います。
  • Design Details(設計の詳細)では、認証を行う設計に関する情報を入力します。この情報には以下が含まれます: Design Name(設計名称), Model Number(モデル番号), Design Description(設計の説明), Hardware Version(ハードウェアバージョン), Software Version(ソフトウェアバージョン), Listing Date(掲載日), WiFi Certification ID(Wi-Fi 認証 ID(任意))であり Reference Integration Notes(統合に関する参照ノート).
    • 注意:掲載日には、Launch Studio でお客様が申請を公開したい日付を入力してください。また、掲載日は Launch Studio でお客様がプロジェクトを申請した日から 90 日以内となっている必要があります。
  • Bluetooth について以前認証された、製品タイプが最終製品やサブシステムとなっているものを、新設計に組み合わせる場合、Referenced Qualified Design(参照する認証済みの設計)の欄に QDID を入力します。
  • Product Listing(製品データ)には、この設計を使用するすべての製品と製品の詳細を、前のセクションで入力した参照済みの Bluetooth の最終製品やサブシステムと併せて入力します。入力データには、 Name/ID(製品名/ID), Product Category(製品カテゴリー), Product Website(製品ウェブサイト), Publish Date(公開日), Description(説明), Model Number(モデル番号).
    • 注意:公開日には、Launch Studio で製品情報を公開したい日付を入力してください。この際に、Launch Studio でお客様がプロジェクトを申請した日から 90 日以内の日付を指定してください。
  • 宣言料の支払い
    • 宣言料の支払いと宣言IDの受け取り。宣言料の金額は、お客様の組織のメンバーシップ レベルによって異なります。クレジットカードまたは請求書でお支払いいただけます。宣言料金は返金されません。未使用の宣言IDは、プロジェクトを完成させて認定のために提出するために使用しない限り、発行日から12カ月間有効です。詳細については、料金のページをご覧ください。
  • Available Declaration IDsのセクションでは、プロジェクトに添付する利用可能な宣言IDを選択します。利用可能な宣言IDがない場合は、上記のセクションで宣言料を支払い、新しい宣言IDを発行してください。
  • Project Status(プロジェクトのステータス)部分について、全項目がComplete(完了)になっていることを確認します。
  • Project Details(プロジェクトの詳細)部分では、御社の連絡先情報を含め、記載されている全情報が正確であることを確認します。
  • Complete the Project and Submit Product(s) for Qualification(プロジェクトを完了し、製品の承認を申請する)では、内容を確認の上、各チェックボックスをマークし、署名を入力して掲載プロセスを完了します。

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