Bluetoothで開発

製品認証

Bluetooth認証プロセスの概要

Bluetooth認証プロセスは、製品のグローバルな相互運用性を促進し、Bluetooth®のブランド力とエコシステムを強化することで、すべてのBluetooth SIG メンバーに利益をもたらします。メンバー企業はBluetooth認証プロセスを通じて、Bluetooth技術を搭載した製品が「Bluetooth特許及び著作権ライセンス契約(Bluetooth Patent & Copyright License Agreement)」および「Bluetooth商標ライセンス契約(Bluetooth Trademark License Agreement)」(以下、「Bluetooth ライセンス契約」と総称)、並びにBluetooth仕様に準拠していることを確認できます。

すべてのBluetooth®製品は適格である必要があります

  • 貴社の製品認証をサプライヤーまたは他のメンバー企業が代行することはできず、貴社自身が認証を行う必要があります。 
  • 貴社の製品は、貴社のメンバーアカウントのもとでBluetooth認証プロセスを完了することによってのみ、適格であることを確認できます。
  • Product Qualification Feeの請求は、特定のDesignを含む製品の初回申請時にのみ発生します。同じDesignを含む後続製品を申請する場合には、手数料は発生しません。詳細は「会費・料金表(Schedule of Dues and Fees)」をご覧ください。 

製品を仕入販売する場合には認証の確認が必要です

  • 他社の製品を仕入れて販売する(自社製品として販売する場合を除く)場合には、仕入元の企業が当該の製品に対するBluetooth認証プロセスを完了していることを確認する必要があります。 
  • 製品がBluetooth認証プロセスを完了しているかどうかは、「認証済み製品データベース(Qualified Product database)」で確認できます。  

Bluetooth認証プロセスは製品の発売前に完了する必要があります

  • Bluetooth製品は、当該製品の販売または配布を開始する日付の当日またはそれ以前に、Bluetooth認証プロセスを完了している必要があります。 
  • Bluetooth認証プロセスで申請した製品名と型番は、マーケティング、広告、配布、販売の際に使用する製品名および型番と一致する必要があります。 

製品がBluetooth認証プロセスを完了していない場合

製品がBluetooth認証プロセスを完了していないと見られる場合、当該製品は税関当局によって押収される可能性があります。また、Bluetooth SIGによる強制措置の対象となります。 

認証プロセスの更新について

2024年6月11日、Bluetooth SIG取締役会はQPRD(Qualification Program Reference Document、認証プログラム参照ドキュメント)v3を採択し、同年7月1日に新たなBluetooth認証プロセスが発効しました。この新プロセスでは、合理性を高めて規定文書と運用文書間の不整合を解消するとともに、プロセス文書を統合・一元化しています。詳細は、QPRDv3およびFAQをご覧ください。

Bluetooth認証プロセスを完了するには

Bluetooth認証プロセスは、QPRD(Qualification Program Reference Document、認証プログラム参照ドキュメント)v3 に規定されています。 

製品がBluetooth仕様に準拠していることを示すため、メンバーは製品ごとに以下を実施する必要があります: 

  • 製品、製品に含まれるDesign、当該のDesignで準拠しているBluetooth仕様、実装された各仕様に基づく各種機能を特定します。 
  • 貴社のユーザーアカウントのもと必要書類を提出し、当該製品に対するBluetooth認証プロセスを完了します。 

Bluetooth認証プロセスの各フェーズは、下図の通りです: 

Bluetooth認証プロセスは、Bluetooth SIGが提供するツールであるQualification Workspaceを使用して完了します。Qualification Workspaceでは、フェーズごとにガイドを提供し、「Specify the Design(Designの特定)」のフェーズで貴社の製品に適切なオプションの選択を支援します(詳細は、QPRD v3のセクション3.2をご確認ください)。