よくあるご質問

Auracast™ ブロードキャスト オーディオについて、よくあるご質問をご紹介します。

Auracast™ ブロードキャスト オーディオ搭載製品を一般の消費者が購入できるようになるのはいつ頃でしょうか?
コンシューマー向け製品のうちいくつかは間もなく市場に出回る見通しです。また、ホリデーシーズンや年末に近づくにつれ、製品の供給が増加すると予想しています。

Auracast™ ブロードキャスト オーディオの実装に必要なBluetooth® テクノロジーのバージョンについて教えてください。
Auracast™ ブロードキャスト オーディオのサポート製品は、いずれも技術的に、 Bluetooth Core Specification のバージョン 5.2 で導入された特定の機能のサポートが不可欠です。また、 LE Audio 仕様一式の中の Public Broadcast Profile をサポートしている必要があります。

既存のBluetooth 機器は、Auracast™ ブロードキャストを送信または受信できますか?それとも新しいソフトウェアやハードウェアが必要になるのでしょうか?
既存の製品は、新しい仕様によってフィールドアップグレード可能性が追加されます。フィールドアップグレードが実際に行われるかどうかは、デバイスにすでに搭載されている基本的な Bluetooth 機能や、サプライヤーの製品戦略によって異なります。一部の製品タイプはアップグレード可能になると予想されますが、特定の製品戦略については不透明です。テレビなど特定のAuracast™トランスミッターのカテゴリーについては、その多くがハードウェアのアップグレードを必要とする予想です。しかし、テレビやその他の Auracast™ トランスミッター製品タイプに Auracast™ ブロードキャスト オーディオのサポートを追加するため、プラグアンドプレイのアフターマーケット Auracast™ トランスミッターが使用されることも予想されます。

Auracast™ 製品は、何か特定の資格や認証を取得する必要がありますか?
Auracast™ ブロードキャスト オーディオは、Public Broadcast Profile (PBP) 仕様内で指定されている Auracast™ ブロードキャスト オーディオの定義されたコンフィギュレーション一式を指します。製品開発者は、Bluetooth Qualification Process を通して製品を PBP に適合させ、Brand Guide for Bluetooth Trademarks に詳述されている使用に関する追加要件を満たすことで、適合した製品に関連する Auracast™ 商標使用のライセンス取得が可能です。

Auracast™ ブロードキャストを受信できる Auracast™ レシーバーの最大数は何台ですか?
受信範囲内の Auracast™ レシーバーであれば、近接する Auracast™ トランスミッターからの Auracast™ ブロードキャストに、台数の制限なく参加できます。Auracast™ ブロードキャスト オーディオでは、トランスミッターと各レシーバーとの間に1対1の関係は存在しません。標準的なラジオトランスミッターが1つの信号を送信し、それに対して範囲内にあるラジオレシーバーであれば数に制限なくチューニングできるように、Auracast™トランスミッターは範囲内のAuracast™レシーバーが何台であっても参加できる単一のオーディオシグナルを送信します。

Auracast™レシーバーを台数の制限なくサポートするため、帯域幅を増やす必要がありますか?
Auracast™ ブロードキャスト オーディオでは、トランスミッターと各レシーバーとの間に1対1の関係は存在しません。トランスミッターは単一で真正のブロードキャスト信号を送信するため、帯域幅を追加する必要はありません。標準的なラジオ送信機が1つの信号を送信し、範囲内のラジオ受信機なら台数の制限なくチューニングできるように、範囲内のAuracast™受信機は数の制限なく同じ1つのAuracast™ブロードキャストに参加することができます。ラジオ放送と同じ原理とお考えください。

Auracast™ ブロードキャストひとつに対し受信するユーザーが増えた場合、品質劣化の問題は発生しますか?
発生しません。Auracast™ トランスミッターが送信するのは、範囲内のAuracast™受信機が数の制限なく参加できる、単一のオーディオブロードキャストです。それは標準的なラジオトランスミッターが、範囲内のラジオ受信機であれば数の制限なくチューニングできる1つの信号を送信するのと同様です。したがってAuracast™トランスミッターは、放送に同調しているデバイスの数には関知しません。ラジオ送信機が放送に同調しているラジオ受信機の数に関知しないのと同じです。

ユーザーは、どのような手段でAuracast™ブロードキャストを検索し、受信する放送を選択できるのでしょうか?ユーザーインターフェース(UI)はどのようになりますか?
スマートフォンやスマートウォッチ、補聴器のリモコンなどのAuracast™アシスタントがAuracast™アドバタイズをスキャンし、ユーザーが参加するAuracast™ブロードキャストの選択が可能なユーザーインターフェース(UI)を提供する予定です。公共スペースでWi-Fiネットワークに接続する際によく使われるUIと似たものになるでしょう。Auracast™ブロードキャストが選択されると、Auracast™アシスタントはAuracast™レシーバー(ヘッドホン、イヤホン、補聴器など)に、Auracast™ブロードキャストへの参加に必要な情報を提供します。Auracast™アシスタントのUIは、デバイスのオペレーティングシステムの一部、および/またはイヤホンや補聴器と連携するサードパーティアプリでも可能でしょう。

Auracast™対応デバイスに関する情報はありますか?
Auracast™ ブロードキャスト オーディオは、スマートフォン、ノートパソコン、テレビ、または公共放送システムなどのオーディオ送信機から、スピーカー、イヤホン、または聴覚装置など近くにある受信機に、台数に制限なく、オーディオを放送することができます。スマートフォン、スマートウォッチ、補聴器リモコンなどのAuracast™アシスタントは、Auracast™アドバタイズをスキャンし、ユーザーがAuracast™ブロードキャストを選択・参加するためのユーザーインターフェース(UI)を提供します。UIは公共スペースでWi-Fiネットワーク接続のため一般的に使用されているUIと類似のものを想定しています。

Bluetooth オーディオシェアリング から Auracast™ ブロードキャスト オーディオ へとブランドを変更した理由は何ですか?
過去数年間、 Bluetooth Special Interest Group (SIG) は、オーディオ エコシステム内の主要なプレーヤーと緊密に連携し、Auracast™ ブロードキャスト オーディオが可能にする新しいユースケースの特定と理解を続けてきました。ブランド変更の主な理由の1つは、現在特定されている優先度の高い2つのユースケースと、元の名称の親和性が低いことが明らかになったためです。ブロードキャストオーディオは、私たちがオーディオを共有し、最高の音で聞き、ミュートを解除することを可能にします。オーディオシェアリングという名称は、個人が携帯電話やタブレットを使って放送し、自身のオーディオ体験を周囲の人と共有するという最初のユースケースには明快に当てはまります。しかし、建物や場所(あるいは例えば公共の場に置かれたテレビのようなモノ)がオーディオを放送し、エンドユーザーがその体験の受信側になるという公共のユースケースを描写するには、あまり効果的ではないでしょう。新しいブランドが、かつての送信機中心の名称が引き起こしかねなかった市場の混乱回避に役立つよう期待しています。

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